11/26(水)2限、小出が担当している経済学部1年の基礎演習(出席22名)は、ごく一部の学生しか利用することがない栄養学実習室(5号館401教室)をお借りして、「商店街活性化に貢献?する調理実習のひととき」を開催しました。
経済学部生が「専門科目」の中で調理実習を行う機会は、他大学でもおそらくないと思います。今回の企画は、男子学生有志が年度初めから温めていた提案を、商店街に関する共同研究の一環?として、全員で体験するものです。
前の週の基礎演習で、男女別に班分けをしていたはずですが、このときはさっと混合チームになって調理作業が始まりました。普段からみんなで何かやっているの?というくらい、スムーズな進行でした。
メニューは、いちご大福とアーモンドテュイールの2品。レシピと食材は、佐賀県のお菓子屋さんの息子・O君が用意してくれました。
われわれのほか、人間科学部児童教育学科の西野先生とその3年ゼミ生諸君(出席7名)も、慣れない場所での共同作業をサポートしてくださいました。また、姪浜商店街の女将さんを応援する会「あこめっこ」代表の因幡さんと本学教育・研究推進課の課員2名も、応援に来てくださいました。
「テュイール」は、フランス語で瓦という意味。反らさなくても、美味しいことに変わりはありません。大福は、いちごがちょっと出たものも皮が分厚いものもありましたが、中のいちごが口の中でジューシーに弾けてたまりません!
椅子を用意して、お茶を飲んでの試食会。そして撮影会。
共同で何かをするという場合、特に文系では、頭の中だけで考えて済ますことがよくあります。そして、結果として共同になっていないこともよくあります。
今回は、頭と体を使って、自由にやってみました。もともと学生からの提案とはいえ、ここまで学生たちが熱心に、しかも的確に作業をこなすとは思っていませんでした。
出席した教職員は、学生が本来備えている、単なる学力ではわかりえない協力の可能性を垣間見ることができました。
後片付けも、あっという間に完了。おつかれさまでした。